今更ながらTextMateを導入したので初期設定メモ
かなり今更ですが,Macの老舗エディタとして著名なTextMateを購入してみました.結論から言うと,TextMateは日本語(マルチバイト言語)に非対応で,いろいろやらないと日本語の入力すら出来ないのですが,それ以外はおおむね満足しています.今なら円高のおかげで4000円切ってました.初期設定に相当時間がかかったので,ちょっとメモしておきます.
ライセンス
初期設定ではないけど,ライセンスの話のメモ.
Personal use: A license can be used on all computers owned by the license owner or where the license owner is the primary user.
http://macromates.com/license_policy
自身が所有していなくても,私がprimary userなら全部のMacに入れてよいとのこと.1ライセンスで(私が主に使っている)研究室のMacにも導入できるようなので,これが購入の決め手に.Educationalライセンス(15%引)もあったんだけど,めんどくさそうだったのでやめておいた.
ついでに,噂されているTextMate2ですが,TextMateのライセンスを持っていればそのライセンスがそのまま使える見込みの様です.
日本語入力設定
http://hetima.com/textmate/index.html
ここを参考に設定.主に,日本語入力時に行の下にウィンドウを出して日本語が入力できるようにするtmpluginと,日本語を半角分のスペースで表示する日本語フォントのインストールの2つを行う.
なお,この方法で,日本語の全角文字をすべて半角のフォントで表示する様にするため,全角スペースと半角スペースの区別がつかなくなる.これは致命的な問題なので,以下の方法で全角スペースをハイライト表示するようにしてもよいと思う.まあ,そもそも私は全角スペースが入力できないようにIMEの設定をいじってあるのであんまり関係ないが.
TextMateで全角スペースと半角スペースの区別ができるようにする : アシアルブログ
http://blog.asial.co.jp/506
また,日本語入力の変換確定のEnterが誤動作する問題もあるそうなので,メニューのBundles→Bundle Editor→Show Bundles Editor(control+option+command+B)から,HTMLを選択し,Special: Return Inside Empty Open/Close TagのActivationの入力欄の右側にある×を押しておく.
キーバインド設定
メニューのBundles→Bundle Editor→Show Bundles Editor(control+option+command+B)から設定する.
- cocoaアプリケーションで使えるcontrol+f,n,b,pやhなどのキーバインドとぶつかるものが設定されているとやっかいなので,まずはこれらをすべて削除しないといけない.
- 基本的に,デフォルトのBundlesだけだと,control+hしかぶつかっていない様子.Commandsだけを表示して,control+hがリファレンスの表示に割り当てられているので全部削除する.とりあえずめんどくさいのでoption+control+hにした.これが本当に面倒(一気に設定する方法があったら知りたい).
- たとえば,C言語モードにしているときに,たとえ別モードであろうと,どこかのbundleにcontrol+hがなんらかのショートカットに設定されてると衝突して文字を削除してくれない.最初に全bundleでcontrol+hを削除する.
- CommandsのRunがcommand+rのもの,command+shift+rのもの,などいろいろあってうざかったので,全部command+rで実行できるようにした.
- また,command+rをしたときに,Runの前に自動でファイルを保存するようにした.具体的にはSaveをCurrent Fileにした.
- なお,cocoaアプリケーションのcontrol+f,n,b,pのようなキーバインドと,TextMateのキーボードショートカットの衝突は,TextMate側が必ず優先されるが,TextMateの同じBundels内のキーボードショートカットが衝突している場合は,そのキーボードショートカットを実行すると,小さなウィンドウが出てきて,どれ(どちら)を実行するかを数字キーで選択するように促される(クリックでも選択可).
細かい設定
- 変数補完は,デフォルトでEscキーに設定されている.TextMate側からこれを変更することは出来ないので,変更したい場合はMacのシステム環境設定から設定する.システム環境設定→キーボード→キーボードショートカットから,+ボタンを押してTextMateを選択.Next Completionを好きなキーボードショートカット(私はcontrol+,)に設定した.
- Line number(行数)の表示はメニューのView→Gutter→Line Numbers(option+command+l).
- 現在カーソルのある行をハイライト表示するのは,TextMateのPreference→General→Highlight current lineにチェック.
追加のBundles
とりあえず現状ではgnuplotとprocessingのみをインストールしてる.そもそも,だいたいのBundlesは最初からデフォルトで入っているので,あんまり追加で入れる必要はない(なお,普段使わない言語はBundles Editorから非表示に出来る).
mattfoster/gnuplot-tmbundle · GitHub
https://github.com/mattfoster/gnuplot-tmbundle
ここを参考に.もちろん,gunplotがあらかじめインストールされている必要がある.なお,この状態で,command+rでグラフ表示しようとすると,いくつかのキーボードショートカットがあるので,前述のとおりすぐに実行されない.めんどくさいので,Bundle Editorから削除した.
- processing
あらかじめProcessingをインストールしておく.あとは,
TextMateでprocessing | circumstance evidence
http://blog.n1n9.jp/how2/textmate-processing.php
ここを参考にした.control+fに変なcommandsが割り当てられてたので,これも削除しておく.command+rで実行(Run)できるように設定しておく.
まとめ
今のところ日本語以外の不満点はないです.すでにalphaバージョンが出ているというTextMate2に期待したいですね.