はんのベストバイ2022

この記事は、はんドンクラブ - その2 Advent Calendar 2022 - Adventar 11日目の記事です。

はじめに

今年も年間のベストバイを書きました! 今年は子供のために買ったものが多く、ノージャンルでランキング付けすると育児グッズだらけになりそうなので、ランキングを分けることにしました。育児編と育児以外編でそれぞれ7個ずつご紹介します。

育児編

7位. 八幡化成 バスケット アプリコットL

おむつ用ゴミ箱です。市販品にはおむつ専用のゴミ箱もありますが、我が家はもう少しコンパクトなものが欲しかったので、これにしました。蓋の密閉がとても良く、蓋を閉めると全く匂いがしません。更に、蓋が開けやすく閉めやすいのでストレスもありません。いろんなサイズがあるので、場所を取る専用品を買いたくない人にはとてもオススメです。

1位じゃない理由: 微妙に高い。

6位. Richell わけわけフリージング

離乳食を冷凍するときに使うやつです。「100均のやつでいいじゃん!」と思ってたんですが、冷凍後の離乳食ががとても取り出しやすく、全然違います。準備のストレスが減ります。我が家は全部これになりました。さらに食洗機にも対応していますので、片付けも楽です。食関係で買って良かったNo.1かなと思います。

1位じゃない理由: 一度食洗機の中で、水の勢いで吹っ飛んで、ぐじゃぐじゃに変形した。

5位. SwitchBot 温湿度計

育児用品じゃねえだろ!!って怒られそうですが、我が家では育児用品です。私も妻もあまりエアコンを入れない性格で、寒かろうが暑かろうが、まずは耐えようとするんですよね。ただそれは子供に良くないだろうということで、Switchbot温度計+Switchbotスマートリモコンを使って、ある閾値を超えると強制的に暖房・冷房を入れるようにしました。便利で、かつ安心です。そんなに耐えねえわ!って方でも、階の違う寝室に子供だけで寝かせているときの温度管理に便利ですよ。

1位じゃない理由: 湿度があまり正確じゃない気がする。

4位. コンビ ネイルケアセット

あらゆる子育てブログでオススメされまくってるのでご存じの方が多いと思います。電動爪ヤスリです。最初は爪切りばさみで頑張ろうと格闘していましたが、爪を切ろうとすると全力で暴れ、一度指を軽く切ってしまう事故が発生しました。その再発防止策として電動ヤスリを買うことにしました。少し高いので買うのを躊躇していたのですが、安全だし短時間で終わるしで、結果的に満足してます。なお、いろんな種類のヤスリが入ってますが、1つしか使ってません。

1位じゃない理由: ヤスリが小さすぎて、子供が食べた(吐き出させました)。

3位. Imou ネットワークカメラ

見守りカメラとして使っています。前述の通り、我が家ではリビングと階が異なる寝室で先に子供だけ寝かせるため、見守りシステムが必須です。このカメラはめちゃくちゃ安いのですが、iOS/Android/Amazon Echo/Google Nest Hubの全てに対応している点がポイントです。ソファーに寝転がってるときでもスマホPinPで子供を監視できますし、机で仕事中でもGoogle Nest Hubで子供を監視できます。

あと、異常音声の識別機能もあり、異常音を検知するとスマホに通知を届けてくれます。異常かどうかはAIとかいうやつよくわからないやつが判断するらしいのですが、意外と精度がよく、子供の泣き声を検知すると1-2秒で通知が届きます。

1位じゃない理由: Google Nest Hubだと映像が3-5秒遅延する。

2位. タカラトミー ディズニー くまのぷーさんえらべる回転6WAY ジムにへんしんメリー

子供のおもちゃって、よく「生後すぐから○歳まで長く使える!」って書いてあるのですが、現実はそううまくいかないですよね。でもこれは、本当に2ヶ月くらい〜1歳手間までずっと使ってます。いろんな形で使えるタイプのおもちゃで、生まれた直後はベビーベットに取り付けて、動き始めた後はベビーサークルに取り付けて、今は地面に置いて使ってます。あ、私はメルカリで旧モデルを安く買ったのですが、ベビーベッドによっては旧モデルでないと取り付けられない場合があるので、購入の際は気をつけてください。

どこのご家庭も同じかもしれませんが、うちの子は子供用おもちゃで遊ぶことが少なく、日用品(例: おしりふきとか、塗り薬の蓋とか、桶とか)ばかりで遊んでます。そんな子でも、このおもちゃは自分でボタンを押して遊んでくれるので助かっています。

1位じゃない理由: プーさんの顔がなんかちょっと変じゃないですか?

1位. ピジョン 電動鼻吸い器

あらゆる子育てブログでオススメされまくってるのでご存じの方は多いと思います(その2)。これがないと子育てできる気がしないくらい便利です。生まれた直後は人力で吸うやつを使ってましたが、ほぼ毎日鼻水ズビズビになり、私の肺活量が限界を迎えていました。連続稼働時間に不安があったのですが、問題ないようです。「電源を入れたはいいけど突然暴れ出し、落ち着かせている間に吸引力が落ちてた」みたいなことはありませんです。毎回洗浄が必要な部分が少ない点・大人でも使える点なども良いところですね。オススメです。

育児以外編

7位. Belkin ドッキングステーション Connect Pro 12-in-1 INC006qcSGY

MacBookProとケーブル1本で接続できるドッキングステーションです。Thunderbolt 4でMacBookProと接続できること、90W給電に対応していることと、デュアルディスプレイ接続に対応*1していることが決め手となり購入しました。他、イヤホンジャックやUSB-A/C接続にももちろん対応しています。これなしでは仕事できないレベルの必需品になっています。

1位じゃない理由: 稀にディスプレイ接続が不安定となる。他にもっと良い製品があったら知りたい・・・。

6位. ダイソー 安眠マウステープ

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0557/3646/7629/products/4549131616033_23_400x.jpg

マウステープjp.daisonet.com

みなさん、寝てるとき口呼吸になってませんか? 鼻呼吸を促進するいろんなグッズが販売されているのですが、どれも結構高いんですよね。これはダイソーで100円で買えます。口に貼って寝るだけです。高い製品とも比べたんですが、正直これの方がサイズ感・粘着力がよく、これをリピートしています。最近飽きたのであんまり使ってませんが・・・

1位じゃない理由: 増量キャンペーンが終わって入ってる数が少なくなった。

5位. BoYaTa ノートパソコンスタンド

よくあるノートパソコンスタンドですね。私は、MacbookProをこの上に置いて2つの外部ディスプレイと接続することで、トリプルディスプレイにて仕事をしています。少しお高いですが、角度調整がしやすいのに、利用時にパソコンの重みで落ちてくることがないのがすごく良いです。発熱対策にもなるかなと思っています。

1位じゃない理由: たまに「結局、これが無かったら困るのか?」って思ってしまうから。

4位. UGREEN 100W 4ポート PD充電器

最大100W出力、3xUSB-C、1xUSB-Aの充電器です。MacBookPro(96W以上必要)とiPhoneを同時に充電できること、机の上で使えるように底面に滑り止めが付いていることを要件に探し、購入しました。稀に出社する際にMacBookProの純正充電器の代わりに持っていったり、旅行時に使ったりしています。一番良いところは、各ポートを同時利用したときに結局何W出力されるかという仕様が明確であるところです(詳細はAmazonの商品説明を読んでね)。

1位じゃない理由: ポートの差し替えを行った瞬間、一瞬給電が途切れる。

3位. Alfred PowerPack

https://www.alfredapp.com/media/pages/home-v5/clipboard-history.png

www.alfredapp.com

Mac用のlauncherアプリです。もう何年も利用し続けている私にとっては必須アプリですが、今年PowerPackという有償ライセンスをついに購入しました。主に仕事で活躍しています。

有償版でしか使えない機能をいくつか紹介します。クリップボード履歴機能は、クリップボードを1ヶ月くらい全部保存し、全文検索ができます。仕事で多数のURLとIPアドレスをコピペするので、特に後から検索できるのが便利です。スニペット機能は、あらかじめ定型文を記録しておき、クリップボード履歴と同じように全文検索できます。私はスニペットSQLクエリやAPIエンドポイントなどを保存しています。WorkFlow機能は、自分でいろんな自動化を登録することができて、unixtimeの変換とかURL decodeとかが素早くできます。長くなりそうなので、また別途記事にしましょうかね。

1位じゃない理由: 有償版限定の 1 Password連携機能がなんか微妙だった。

2位. KINGONE iPadスタイラスペン

ジェネリックApple Pencilです。めっちゃ安いんですが、めっちゃ使えます。元々Apple Pencil 2を持っていたのですが、仕事用デスクの上で使うとすぐにiPadとのBluetooth接続が切れてしまうことに悩んでおり、代替を探していました*2。このペンはBluetooth接続不要ですが、書き心地が純正並によいです。絵を書く方にオススメしてよいのかどうかは正直分からないのですが、メモを取る用途で使っている方にはオススメです。

1位じゃない理由: 充電ポートの位置が変で、いつ充電ケーブルのコネクタを折るか不安。

1位. Logicool キーボード MX Keys mini KX700GR

Bluetooth等でワイヤレス接続できるマルチペアリング可能なキーボードです。久々に私好みのキーボードを見つけた気がします。このキーボードの魅力を文章で伝えるのは非常に難しいのですが、キータッチが軽いこと・テンキーレスであること・3台まで同時接続できることがポイントです。

ちなみに最近US配列がマイブームでして、US配列版を買い直したい*3のですが、US配列版かつ黒色のモデルが日本で販売されていないっぽいんですよね。どうにかして買い直そうかと思っています。

おわりに

いかがでしたか?

今年はあまり買い物をしていないかなあ・・・ と思ってたんですが、このように整理してみると全然そんなことありませんでした。来年はいくつか大きな買い物を予定しているので、更にベストバイが充実できるといいなあと思ってます。

はんドンクラブアドベントカレンダー2022はまだまだ続きます。過去の記事も、これから投稿される記事も、是非読んでみてくださいね。それでは。

adventar.org

adventar.org

*1:Intel MacもしくはM1 Pro/Max Macに限る

*2:デスクの上以外では事象が再現しなかったので、たぶんなんらかのBluetooth接続機器と干渉していたんだと思ってます

*3:現状はKarabiner-Elementsで無理矢理US配列っぽく使っています

フリー切符のススメ

この記事は、はんドンクラブ Advent Calendar 2022 - Adventar 2日目の記事です。

フリー切符

突然ですが、みなさんはフリー切符って使ったことありますか? フリーパス・周遊パスなどとも呼ばれる、定額で一定の期間鉄道に乗り放題となる切符です。乗車できる鉄道会社やエリアが決まっており、その中で乗り降り(途中下車)が自由にできます。鉄道ファンに限らず、旅行や移動にとても便利な切符です。

今日は、フリー切符についてあまり知らないけども興味はある方を主な読者として、フリー切符を紹介します。みなさまの旅行の参考になれば!

はじめに

この記事は、いわゆる鉄道ファン向けのものではなく、一般の方に鉄道に興味を持って頂くことを目的としたものです。路線名等の正確性など、重要でない部分についてはあえてわかりやすさを重視した表記としている箇所があります。

また、時間の許す限り調査したものの、情報が古い可能性があります。実際のご旅行の際は必ず一次情報を調べるようにしてください。

フリー切符利用の心構え

元を取ろうとしてたくさんご飯を盛る人

言いたいことはただ一つです。それは、"元を取る"ことを重視しすぎないことです。

せっかく乗り放題の切符を買うのだからと、正規運賃に比べて損をしたくないと考え、長時間列車に乗る旅程を組んでしまいがちです。このように"元を取る"ことに注力しすぎると、1日のうち移動時間が占める割合が増えたり、特急を使わず各駅停車を使うプランを組んでしまったりと、結果的に時間を浪費します。結果、観光に使える残り時間が少なくなり、旅行の満足度が下がります。無理しない旅程を組みましょう。

ちなみにこの記事では、フリー切符で乗車できる観光列車を紹介しています。観光列車のように、乗車自体を目的にできる列車は、列車に乗っている時間が多少長くても旅行全体の満足度が下がりにくいです。フリー切符と相性良し、と言えるかと思いますので、是非ご検討ください。

のりつぶし帳を使って記録する場合もあります

なお、鉄道に乗ることを主目的とするのりつぶし*1で使う場合は例外です。その場合は、確かに、"元を取る"という気持ちは重要です。

フリー切符の選び方

現在、様々な鉄道会社から様々なフリー切符が発売されています。しかし、切符に依って利用条件がかなり異なりますので、しっかり比較する必要があります。細かい利用条件を読むのは苦痛かもしれませんので、特に注意して欲しい点を解説します。

旅行したい時期に使えるか?

全てのフリー切符が年中発売されているわけではありません。旅行をしたい時期に発売されているかどうか確認しましょう。ちなみに、私の感覚では、年中発売されずに観光シーズンだけ発売されるフリー切符の方がお得な切符が多い印象があります。

また、有名な青春18きっぷは「連続しない任意の5日間」で使える切符ですが、他のフリー切符は「連続する○日間」でのみしか使えない場合が多いです。旅程と照らし合わせて、使えるかどうか検討してみてください。

特急に乗れるか?

特急列車

フリー切符における特急(新幹線を含みます)への乗車レギュレーションは、大きく分類すると以下の3種類となります。

  1. 乗れない(かつ、特急料金(差額)を支払っても特急には乗れない)
  2. 乗れない(ただし、特急料金(差額)を支払えば特急には乗れる)
  3. 乗れる(ただし、普通車自由席のみ)

特に1. と2. の違いに注意しましょう。 例えば、今回紹介している切符では、青春18きっぷは1. に、JR東日本近鉄の切符は2. に、JR九州の切符は3. に分類されます。JR北海道の切符は少し複雑で、特急は3. ですが新幹線は1. となります。

いつまでに購入する必要があるか?

締め切りを確認しましょう

  • 利用開始日の当日でも購入できる
  • 利用開始日の○日前までに購入が必要

の2種類があります。言い換えると、突然旅行を思い立って出発日に買おうと思っても買えない切符もあることに注意ください。

ちなみに、購入場所も注意してください。例えば、JR北海道のフリー切符は、「JR北海道の窓口でしか購入できない」かつ「利用開始日の前日までに購入必要」です。つまり、例えば首都圏から北海道旅行に行く場合、(北海道に友人が住んでいない限りは)初日にフリー切符が使えません*2

フリー切符の紹介

この記事の本編です。有名なものを中心に、現在発売されているフリー切符をいくつかご紹介します。

青春18きっぷ(JR各社)

青春18きっぷ

  • 概要: JR旅客鉄道の全ての普通列車が乗り放題
  • 特急・新幹線: 不可(差額を支払っても不可)
  • 日数: 5日(連続している必要なし)
  • 販売期間: 春休み・夏休み・冬休み期間
  • 費用: 12,050円

有名な切符ですので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。JRの各駅停車・快速・○○快速などにだけ乗れます。例えば、私鉄・元JRの第三セクター鉄道には乗れません。また、JRであっても特急列車には乗れません。詳細は調べてください。

この切符を使う場合、以下に注意してください。

  1. 特急料金を追加で支払っても特急には乗車できないこと*3
  2. 列車の遅延・運休になんの補填がないこと
  3. 鉄道に乗ることが主目的でない限り意外と使いづらいこと

鉄道は定時性の高い乗り物ですが、止まることもあります

特に地方では普通列車の本数は少なく、遅延した場合の列車の接続も保証されません*4。ですから、普通列車しか使えないこの切符で、ギリギリのプランを組んではいけません。それは、紙の時刻表からスジを理解して、列車遅延の時のリカバリープランを自力で組めるくらいの人が組むものです。そうでない方はともかく余裕を持ってプランを組みましょう。

なお、前述のとおり、青春18きっぷでは、追加料金を払っても特急には乗車できません。しかし、快速列車には乗車できます。しかも、指定席料金やグリーン料金などの追加料金が必要な快速列車も、追加料金を支払うことで乗車可能です。

観光列車もこれに該当するものが多数あります。青春18きっぷとの組み合わせでオススメできるものをいくつか紹介しますね。

リゾートビューふるさとJR東日本

www.jreast.co.jp

追加購入が必要な切符

姨捨駅はめっちゃきれいです。

南小谷駅で列車を逃してしまい、駅前の川で一人で水遊びをしている様子です。

まずは、首都圏から近い、リゾートビューふるさとです。長野駅を起点に、信越本線大糸線を走る快速列車です。車両自体は観光列車というほど豪華なものではありませんが、途中観光のためいくつかの駅で長期停車してくれます。例えば、姥捨駅には15-30分ほど停車しますので、列車から降りてスイッチバック*5する列車と目の前に広がる景色を楽しむことができます。途中、穗髙神社への参拝もできます*6

リゾートしらかみJR東日本

www.jreast.co.jp

追加購入が必要な切符

リゾートしらかみ車内(青池 HB-E300系)

www.instagram.com

東北地方のオススメはなんといってもリゾートしらかみです。青森駅秋田駅間を中心に五能線奥羽本線を走ります。車窓から日本海の景色が一望できることで知られています。うまく写真がとれなかったので、詳細はJR東日本のホームページでも見てください。

終点の秋田駅でたべたきりたんぽ

各種SL

www.jreast.co.jp

追加購入が必要な切符

SLみなかみ 車両 (D51形)

www.c571.jp

SLは快速列車として運転されることが多いため、青春18きっぷでも乗車できることが多いです。ここでは、群馬県山口県で運行されているSLを紹介していますが、SLは他の区間でも運行されていますので調べてみてください。ただ、普通列車よりもスピードが遅く、時間効率は悪いです。さらに、座席はとても堅く、全く快適ではありません。あくまでSL列車に乗ることが目的となります。

べるもんた(JR西日本

www.jr-odekake.net

べるもんたの運転区間JRおでかけネットより引用)

www.instagram.com

富山県高岡駅を起点に、氷見線城端線で運行される観光列車です。お酒も頼めますし、飲食もできます。お寿司が食べられるそうですよ。

実は乗ったことがありません。お隣の石川県を走っている「のと里山里海号」(JRではありません)がとっても素敵だったので、まあこちらも近所だしたぶん凄いだろ!と思って紹介しました。実際、コンセプトは非常に似ています。

あ、関係ないですが、のと里山里海号は中でワインが飲めます。

のと里山里海号の社内の様子(本文と関係ありません)

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス(JR北海道

www.jrhokkaido.co.jp

北海道周遊パス(過去販売されていたものであり、紹介する周遊パスとは異なります。)

追加でもらえる特急指定席券の例(追加料金不要のため、値段が¥***になっています)

  • 概要: JR北海道の全ての在来線列車が乗り放題
  • 特急: 可(普通車自由席は乗り放題/普通車指定席は4回まで追加料金不要)
  • 新幹線: 不可(差額を支払っても不可)
  • 日数: 6日(連続している必要あり)
  • 販売期間: ホリデーシーズンにのみ発売
  • 費用: 12,000円

めちゃくちゃオススメのフリー切符です。特急も、普通車自由席であれば乗り放題ですし、普通車指定席も合計4回まで無料で乗ることができます。それでこの値段です。JR北海道は特急中心のダイヤですから、特急に乗れるこの切符は北海道観光において最もコスパのよい切符かと思います。

注意点として、この切符は「利用開始日の前日までの購入が必須」かつ「JR北海道の駅でしか販売していない*7」です。ネット販売もありません。

私が利用したのは何世代か前の切符です。このときは期間が3日と短かったので、利用しやすかったんですよね・・・。なお、現在でも、きた北海道などのエリア限定であれば期間の短い切符が設定されているようです。ご興味ある方は調べてみてください。

なお、北海道の観光列車にはあまり乗ったことがないのでオススメは控えます。ちなみに、北海道の特急は本当に長い距離を運行しますし、雪で列車が遅れることは日常茶飯事です。時間管理に気をつけてくださいね・・・(上の特急券の所要時間も参考に)。

雪まつりにも行きました

でも、あまり旅行の写真がなかったので、網走監獄で食べたご飯の写真で許してください。700円です。

週末パス(JR東日本

www.jreast.co.jp

週末パスの利用範囲(JR東日本HPより引用)

週末パス

  • 概要: 首都圏+東北の一部のJR東日本・各種私鉄の全ての普通列車が乗り放題
  • 特急・新幹線: 不可(ただし特急料金/新幹線料金のみ支払で乗車可)
  • 日数: 2日(連続している必要あり)
  • 販売期間: 週末にのみ発売
  • 費用: 8,880円

期間が2日間と短めで使いやすい切符です。この切符だけでは普通・快速列車にしか乗れませんが、青春18きっぷと違い、特急料金を別途支払うことで特急に乗ることができます。更に、主に首都圏を除いたエリア内の私鉄(例: 長野電鉄上田電鉄会津鉄道伊豆急行富士急行鹿島臨海鉄道など)にも乗ることができます。

これまで紹介した青春18きっぷなどと比べると、2日しか使えないのに少々高い気がしてしまいます。でも実は、東京-仙台間を往復するだけでも元が取れるほどお得な切符です。単なる移動につかってもよし、観光列車に乗ってもよしの切符です。

なお、青春18きっぷで紹介したリゾートビューふるさとなどは、このフリー切符の範囲外です。代わりにこの切符+追加料金で乗れる列車をご紹介します。

お座トロ展望列車(会津鉄道

www.aizutetsudo.jp

福島県を走る会津鉄道の観光列車です。別途指定席券購入が必要です。この列車は山の中を進む列車で、ともかく車窓からの景色が良いです。一番のオススメは紅葉の季節に乗車することです(その分、競争率は高いです・・・)。窓のないトロッコ席、お座敷席などを選択することも可能です。

www.instagram.com

紅葉は本当にきれいなので、Instagramとかで写真をみて頂くと良いと思います。

あまりに写真がなかったので、会津若松駅で食べたラーメンで我慢してください。

サフィール踊り子(JR東日本

www.jreast.co.jp

東京・新宿から静岡県伊豆急下田まで運転している観光列車です。別途特急券が必要です。踊り子号はJRの伝統的な観光列車ですが、サフィールはなかでも新しい踊り子号です。「これから旅行に行くんだ」という気分を盛り上げてくれますね。

あー、写真がなくて困りましたね・・・。

写真がなくて申し訳ないので、伊豆に泊まったときの朝ご飯を貼っておきます。

箱根フリーパス(小田急

www.odakyu-freepass.jp

箱根フリーパス

箱根ケーブルカー車窓

箱根ロープウェイ車窓

首都圏から箱根観光をするためのフリー切符です。小田急線各駅からの往復切符(こちらは乗り降り自由ではありません)が付いています。

箱根観光の他、箱根方面でののりつぶしが必要な方はご検討ください(のりつぶしの対象にロープウェイを加えるべきかどうかは諸説あります)。

近鉄週末フリーパス(近鉄

www.kintetsu.co.jp

www.instagram.com

近鉄週末フリーパスの利用区間近鉄公式HPより引用)

特急に乗る場合に追加購入が必要な切符

  • 概要: 近鉄全線(特急を含まない)が乗り放題
  • 特急: 不可(ただし特急料金のみ支払で乗車可)
  • 日数: 3日(連続している必要あり)
  • 販売期間: 週末
  • 費用: 4,200円

関西からはこちらを紹介します。近鉄は、大阪・奈良エリアを中心に関西-名古屋間で営業している私鉄で、私鉄の中で最長の鉄道会社です。その広大な路線全域に、この料金で3日間乗り放題ですから、お買い得です(実は以前は3,000円で同等の切符が販売されていたのですが・・・)。なお、別途特急料金を支払えば特急にも乗車可能です。伊勢、志摩などの観光や、大阪ー名古屋移動ついでの観光におすすめです。

なお、伊勢エリア限定のフリー切符など、様々な切符が販売されていますので、旅の目的に併せて使い分けて見てくださいね。

www.instagram.com

伊勢神宮までも行けます。写真は消費期限偽装問題で販売中止中の赤福本店です。

みんなの九州きっぷ(JR九州

www.jrkyushu.co.jp

  • 概要: JR九州の全線が乗り放題
  • 特急・新幹線: 可(普通車自由席は乗り放題/普通車指定席は6回まで追加料金不要)
  • 日数: 2日間(連続している必要あり)
  • 販売期間: ホリデーシーズンにのみ発売
  • 費用: 18,000円(ただし、北部九州限定であれば、9,500円で販売)

JR北海道と似た切符です。少々高いですが、JR北海道と違って、新幹線にも乗れるところがポイントです。

3日前までに購入する必要があるので注意が必要です。ただし、JR北海道と違ってネットで購入可能です。

この切符はもちろん観光列車にも乗ることができます。九州は観光列車*8が非常に多く、それぞれ個性的な列車となっていますので、大変オススメです。いくつか紹介させて頂きますね。

特急 ゆふいんの森JR九州

www.jrkyushu.co.jp

由布院駅内にある足湯

ゆふいんの森の車内

ゆふいんの森車内2

博多駅から大分県の湯布院・別府という温泉街まで運転する、九州を代表する観光列車の一つです。乗車中に特筆すべきイベントがあるわけではありませんが、レトロな雰囲気を楽しめてオススメです。また、車内販売も充実しています。

特急 A列車で行こうJR九州

www.jrkyushu.co.jp

A列車で行こうの車内(JR九州公式HPより引用)

乗ったことがありません。熊本駅始発で三角線という路線を走りますが、熊本県内のみで完結します。運行距離が短く1時間もかかりませんので、気軽に観光列車に乗ってみたい方にオススメです。なお、車内にバーカウンターが設置されており、ハイボールが飲めます。

特急 あそぼーい!(JR九州

www.jrkyushu.co.jp

あそぼーいの車内(JR九州公式HPより引用)

乗ったことがありません。豊肥本線日豊本線を経由して熊本-大分間を結ぶ特急列車で、途中阿蘇にも停まります。名前のとおり、子供を遊ばせることのできるスペースが非常に広く確保されています。お子さんがいらっしゃるファミリーにオススメです。阿蘇観光にいかがでしょうか。

お年玉乗り放題きっぷ(現在は販売されていません)

ちなみに、以前は上記のような更にお得な切符があり、これを紹介しようと思っていました。でも残念ながら、2019年を最後に発売されていないようです。

あれ、そういえば、熊本の写真がないですね・・・。

熊本駅で買った駅弁の写真で我慢してください。

おわりに

いかがでしたか?

今回は旅行できる範囲が広いフリー切符を中心に紹介しましたが、ご紹介できなかったフリー切符はまだまだあります。興味のある方は調べてみてください。

もっと写真を探せれば良かったのですが、時間が無くやむを得ず代替の写真を使ったところもありました。ごめんなさい。

関西・東海圏が少ないのはわざとです。あまり使いやすいフリー切符がないのと、JR西日本のフリー切符がコロコロ変わるため筆者があまりよく知らないというのが理由です。

なお、フリー切符にこだわらなければ、オススメの観光列車は他にもたくさんあります。フリー切符はないという理由で紹介を見送ったけれどもオススメの切符もあります。また何かの機会にそういったお話もできるといいですね!

アドベントカレンダーはまだまだ続きますので、明日以降の記事をお楽しみに!

*1:日本中の鉄道区間全てに乗車すること。JRだけ対象とする人、上下線で別路線としてカウントする人など、様々な流派があります。

*2:メルカリ等で購入できる場合もありますが・・・。オススメはしません。

*3:新青森~青森間、宮崎〜宮崎空港間など追加料金が不要で特急列車普通車自由席に乗車できる例外や、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入すると北海道新幹線等の一部区間に乗車できる例外などはあります。

*4:そのほか、通常の切符を利用している場合、列車が止まっても振替輸送の対応を受けられる場合が多いですが、青春18きっぷではそういった対応が受けられまない場合がほとんどです。

*5:列車が逆方向に進むこと。鉄道ファンに人気があります。

*6:現在はコロナの影響で穗髙神社への参拝はできないようです。

*7:私が過去同等の切符を購入したときは、東京に1箇所だけJR北海道の窓口があり、そこで購入できました。でも今はその窓口は潰れてしまいました。

*8:本来、JR九州では観光列車のことを D&S列車と呼称しますが、ここではわかりやすさを優先して観光列車と記載します。

転職記録

会社を辞めて転職しました。

これはいわゆる「退職エントリ」ではなく,転職活動に関して感じたこと・気をつけたことをまとめる記事です。主に自身のために書かれており,次回以降の転職の参考にするための記録を目的としています。あまり他者に読んでもらうことを前提としていません。とはいえ,もし似た境遇の方が居れば参考になれば幸いです。

前職

そこそこ大きな日系企業で,職種はシステム開発の(一応)エンジニアです。社外の人にはシステム開発の(一応)テックリードですと説明してました。受託ではなく自社製品開発です。また,主な責任範囲は要件定義と基本設計です。ただし一部プロマネ業務もあり,プロジェクトのキック,プロジェクト中に発生した技術・金・スケジュールの課題解決をすることも責任範囲に含まれる場合があります。要するに手を動かす人ではありません。異動も何度か経験しています。また,退職時には(一応)役職がついてました。

転職理由

嫌なことがあって辞めようと決めた訳ではありません。もちろん多少の不満はありましたが,どの会社でも似たようなことはあるだろうなという類いのもので,転職の重要な理由ではありません。転職を決めたポジティブな理由は,大きく以下3つです。

新しい経験がなくなった

これが一番の理由です。

新入社員で最初に配属された部署は,私にとってミスマッチでした。専門外で,教科書に書いてあることも知らないような分野です。まあ,大きな会社ではよくあることです。ただ,この配属により,知識は非常に広がりました。業務量が多く常に多忙だったことと引き換えに,私は新しいことを知る・学ぶ・経験するのが好きなんだなということに気づきました。

ただ,学びや経験には限界があります。あるときふと,「あれ,この1年,過去と同じことを繰り返しているだけじゃね?」と気づきました。わかりやすさのために大げさに言うと,直面する課題がほぼ全部やったことがある課題で,話の途中で「ああこれ,どうせこういう問題だろうから,こうしないと解決しないだろうな」と分かってしまうのです。「これ進研ゼミでやったやつだ!」です。ここだけ聞くと単に仕事できる奴アピールに聞こえるのかもしれませんが,私にとっては仕事がすべて単純作業に見え,辛いものがありました。

育成や,よりレイヤーの高いマネジメントもやりました。しかし,それも大体全部同じパターンに集約されることに気づきました。もちろん,学べることはゼロではなかったと思います。ただ,そのペースが鈍化してしたのは事実で,今後部門が変わっても状況は変わらないだろうと思われます。

本業に割ける時間が少なくなった

入社直後はエンジニアっぽい業務が大半を占めていましたが,退職直前の業務比率は,ミーティング6割・事務仕事3割・エンジニア1割くらいです。大きな会社では,役職がつくと,誰も読まない報告書を書く仕事が増え,形だけの会議が増え,エンジニアリングの時間は減るものです。そして,本業に近かったはずの仕事も,誰々のパソコンが壊れただの,予算削減しろだの,なんとかの申請書を書けだの,本質的でないタスクが大半となりました。

このように,自己の本業(と思っていること)をやる時間はひたすら削られていく感覚がありました。加えて,本業以外の仕事すら新しいタスクはどんどん減ってきて,前項で説明した単純作業に感じられてきました。

将来への不安があった

いろいろな意味での不安です。まず,この会社は大丈夫なんだろうかという不安です。世間の感覚とずれていることが多すぎます。本業の業績は芳しくありません。定年まで働いたとしても,その頃に会社がどうなっているかわかりません。

しかし,一番の不安はこれではありません。「自分のスキルや業務経験が完全にこの会社独特のものである」という不安です。社内では一定の評価をしてもらえていても,転職のために自分のスキルや業務経験を整理すると「あれ?私は何ができるんだ?」となってしまいました。日系企業あるあるですよね。

また,私のいた会社は,皆がオールラウンダーであることが求められました。そのため,業務内容と自己の責任範囲がうまく説明できず,KPIもうまく説明できません。そうなると,転職活動をしようにも「結局なにを経験したんだっけ?なにができるんだっけ?」となってしまいます。

このように,自分のキャリアパスを考えると,名実ともに業務経験やスキルがあまりに不足していると感じました。自分の年齢を考えても,早く新しい経験をすべきだと思いました。

転職に際して重要視したこと

年収を上げたいだけを理由にしてしまうと失敗するだろうなと思ったので,転職活動の着手前にポリシーを定め,自分が何を目的に転職活動をするのかを意識できるようにしました。

  • 進め方
    1. いい転職先が見つからなかったら無理に転職しないこと
    2. 全ての意思決定の前に家族の同意を得ること
  • 転職先の選び方
    1. 年収条件
    2. 残業時間が現状と同等以下であること
    3. 現状リモートワークでコロナ後も継続の見込みがあること
    4. 数年後に自分のスキル・経験が語れるような業種にすること(具体的には,現職と何かしら関連がありつつも同じようなな仕事でないこと)
    5. エンジニアリングができる職種であること
    6. カスタマーワークが可能な職種にすること

最後の3つは,転職理由にも関係しています。今のご時世,何度も転職する可能性があると考えると,「なんかしらんけどちゃんとしてそうな実務経験がありそうにみえる」ことが大事だと思いました。実態は二の次でよく,そう見えるかどうかです。そこで,自分が将来行きたいなと思う可能性がある会社の求人票も含めて幅広く読んで,その必須条件や歓迎条件と自分の経験のギャップを考えました。そして,自分の技術領域が相当狭そうにみえることと,社内やメーカー向かいの業務が多くカスタマーフェイシングな仕事をほぼしていないことの2つが短所になりうると考えました(あわせて,プロマネについてはもう十分だろうとも感じました)。そのため,この3つが選び方に含まれました。

転職活動の進め方

転職サイト・エージェント

エージェント型の転職サイトが良かったので,特に理由はありませんがなんとなくビズリーチに登録しました。

登録すると,エージェントから(おそらく自動で送る設定になっているであろうテンプレートの)メールが大量にきてうんざりする訳ですが,よさげな求人を送ってくれた3名の方とそれぞれ電話で面談をしました。具体的な求人票の添付がないエージェントはガン無視しました。

職務経歴の整理

その後,職務経歴書を作りました。転職活動においてここに一番時間をかけましたし,一番苦労しました。実際,職務経歴書自体はあまり重要ではない(と思う)のですが,自分がどういう経験をしたのか,それを全く知らない社外の人に伝わるように話すにはどうしたら良いのかしっかり考えることが,そのまま面接対策になりました。要するに頭の整理です。赤の他人に社内のプロジェクトを説明するのには準備が必要ですし,単に説明するだけでなく自分が何をやったかをアピールできるストーリーに仕立てる必要があります。時間がかかりました。

また,私のいた会社では,部門構成やレポートラインは形式的なものであり,複数のプロジェクトがそれぞれ異なる体制・意思決定ルートを抱え,同時並行されます。そのため,職務経歴書上は所属部門単位ではなくプロジェクト単位で項目を記載しました。多分,こうしないと,抽象的な書き方にしかならず,何も伝わらなかったと思います。また,各プロジェクトでは以下のようなことを書きました。エージェントの方にも日英版両方添削していただき,まあまあな仕上がりになったと思います。

  • プロジェクトのKPIとその達成状況
    • 自身が特に貢献したものだけ書けばOK
  • プロジェクトにおけるチームの役割とフェーズ
    • 要件定義?設計?実装?PoC?試験?導入?維持管理?
  • チーム規模
  • チームにおける自分の役割
    • PLまたはサブリーダーなのか1人のメンバーなのか
  • 実施年数
  • それぞれで経験した技術領域

ちなみに,私は何でも屋さんだったので,広く薄く抑えている技術領域もあります。しかしそれを列挙して「実務経験しました!」と書くと嘘っぽかったので,そういうのは全部消しました。

応募と面接

応募する会社を決め,計4社同時にエントリーしました。リクルーターを2名使い,2社ずつのエントリーです。そして,両者に「別のエージェント経由でもエントリーしてます」と牽制しました。これが良かったのか悪かったのか未だに分かりませんが,根本的に競争が発生しないところに良い成果は生まれないと思っているので,まあ頑張って推薦してねというプレッシャーを与えたかっただけです。性格悪そうですね。

各社こんな感じで選考が進みました。期間はだいたいです。

  • A社(サービスプロバイダー)
    • 面接6回(うち技術面接2回)
    • 結果通知は各面接のだいたい3~4日後(最終結果は3日後)
  • B社(サービスプロバイダー)
    • 面接4回(うち技術面接1回)
    • 結果通知は各面接のだいたい1日後(最終結果は3日後)
  • C社(ITベンダー)
    • 面接4回
    • 結果通知は各面接のだいたい1日後(最終結果は1週間)
  • D社(SIer
    • 面接3回
    • 結果通知は各面接のだいたい2日後(最終結果は1週間)

エントリー後,最初の連絡が来るまでに1週間程度かかりましたが,その後は想像以上のスピードで進みました。振り返ると,面接を受けた期間はちょうど1ヶ月程度です。そうです,1ヶ月に17回も面接を受けたんです。マジで死にそうでした。とはいえ,面接準備は職務経歴書の記載時にほぼ終わっていたので,大変だったのは日程調整ですね。一度間違って他社の面接が入っている時間帯を候補として伝えてしまい,バッティングしそうでした。ただ,コロナ渦ということもあり,基本的に全ての面接がオンラインで行われたので,そういう意味では日程調整も楽だったのかもしれません。

なお,面接で聞かれたことはすべての会社でほぼ同じで,以下の通りです。ちなみに,どの面接官の方も職務経歴書はかなり読み込んでいただいたようで,経歴についての質問はあっても単なる説明を求められることはありませんでした。

  • 志望理由,転職理由
  • 家族は転職に賛成しているか?
  • 技術スキル
  • ○○に苦手意識はないか?
    • ○○には「英語」「コミュニケーション」「顧客対応」「新しいことへのチャレンジ」がよく入ります
  • ○○という問題に対応した経験とそこから学んだこと
    • ○○には「自分の主張が通らない」「チームがまとまらない」「お客さんが怒ってるけどすぐ対応できない」がよく入ります
  • 仕事内容はこういう感じだけど本当にやりたいこととあっているか?

ところで,私は「最後に何か質問はございますか?」というのが嫌いです。そもそも知りたいことは会話の中で聞くので,最後に言われても困っちゃうんですよね。そのため,無難な質問ストックを以下のように作っておき,特に聞きたくはないけどもなんか言うことにしてました。

  • あなたはなぜこの会社に入ったんですか?
    • (会話の流れで面接官が自発的に言うことが少ないため,質問が潰れることがほぼなく安心できる持ち玉。しかしそんなに興味はない。)
  • もしご縁があった場合に入社するまでに勉強しておいた方が良いことはありますか?
    • (志望度が高いことをアピールするテンプレート質問。しかし言われてもどうせやるつもりはない。)
  • どう評価されますか?このポジションでは具体的に何が期待されていてどうやったら活躍できますか?
    • (志望度が高いことをアピールするテンプレート質問2。しかしそれは入社後ちゃんと聞いた方が良いと思う。)
  • テレワークどうですか?はかどってますか?
    • (良いこともあるし悪いこともあるとしか言えない。今日は寒いですね以上の意味はない雑談。)

転職先を決めた理由

ありがたいことに複数の内定通知を頂きました。すると,私は何も頼んでいないのですが,エージェントが勝手に価格交渉してくれました。気づいたら条件が少しずつよくなっていったのはちょっと面白かったです。相見積もりは大事ですね。

決めた会社については言及しませんが,エントリー時には一番志望度が低かった会社で,合格通知を頂いた会社の中で年収が一番低かった会社です。決めた理由はたくさんありますが,以下が大きいかなと思います。

  • オファーについての細かな相談を全て無条件に受け入れてくれたこと
  • 上司が非常に論理的な話し方をされる方で信頼できそうだったこと
  • 総じてレスポンスが早く,入社後も意思決定が素早く行われる気配を感じたこと。特に,外資にも関わらず,日本で大半の意思決定が行われているように見えたこと(多分あってると思う)
  • エンジニア気質の会社な気がしたこと(多分あってると思う)

結局,業務内容や年収条件よりも,こういう他の要素が気になっちゃうものですね。特に最後は結構決め手かもしれません。前職で外資系企業と取引があり,その経験から,「営業気質の会社とエンジニア気質の会社ってはっきり分かれるんだなあ」と思ってました。うまく言語化できませんが,まあ,エンジニア気質の会社の方が楽しそうだなということが言いたいだけです。

タイムライン

  1. 転職を志してから転職サイトに登録するまで: 5分
  2. エージェントを吟味して連絡:1週間
  3. 職務経歴書の記載:2週間
  4. エントリー〜最初の面接:1週間
  5. 面接期間:3〜4週間
  6. オファー〜サイン:1週間

おわりに

いかがでしたか? 特に結びの言葉はありませんが・・・ 誰かの役に立てば幸いです。